老朽化した給水管や排水管をコーティングして水漏れをなくすライニング

■給水管や排水管の老朽化を改善するライニング

老朽化し水漏れなどの症状がひどくなった給水管や排水管を、交換するのではなく洗浄とコーティングを行って再利用するライニングという施工が近年目覚ましい発展を遂げています。ライニングは老朽化が軽度な管に行える施工法で、内部の水垢などをしっかり取り除いた上で、サビを防ぐ樹脂をコーティングし、配水管そのものをより長く使えるようにする施工です。給水管、配水管をすべて交換するよりも施工費用が安く済み、また施工期間もより短く済ませられることから人気を集めています。
ただし、あまりにも老朽化が進んでいる場合、たとえ樹脂コーティングを行っても管そのものが再利用できません。そのような場合はあきらめて配管そのものの交換と再配置を検討するべきでしょう。たとえライニングを繰り返しても、いつかは管そのものに限界がきます。あくまでもメンテナンスやライニングは管の寿命を延ばすものであり、これを繰り返していれば永遠に同じ管を使っていられるわけではありません。ただし、定期的なメンテナンスは交換のタイミングをかなり遅らせることができるでしょう。交換の際にかかる多大な費用や手間を考えると、定期的なメンテナンスや業者から提案があった場合のライニングなどは、総合的な費用や手間を減らせることが期待できます。

■ライニング技術が発展した背景

今では多くの水道修理業者がライニング技術を強く推しています。これほどまでにライニング技術が進歩した背景としては、集合住宅の給水管や配水管の水漏れなどのトラブルが増えてきたことが挙げられるでしょう。日本に集合住宅が普及して年月が経ち管の経年劣化が進んだことや、震災や微震が積み重なったことにより、管にダメージが蓄積し、それが原因となって水漏れだけでなく赤水や排水のつまりといったトラブルを招いているのです。
トラブルが発生すると、住民は給排水管そのものの交換を検討しますが、そのためには多額の費用と施工期間がかかります。そこで、費用と期間をおさえつつトラブルを解消できるライニング技術に需要が生まれたのでしょう。また、ライニング施工は給水管より排水管への施工依頼が多い点も特徴です。これは、給水管のトラブルはライフラインに関わることからすぐ対処されるのに対し、排水管のトラブルは気づかれにくいことが影響しています。特に集合住宅の配水管のうち、壁や天井の中を通る管のトラブルは意識しないとそう気づけるものではありません。そのため、住民も管理側も管の老朽化に気づかず、問題が表面化してからライニングの依頼を業者に持ち込む形となりやすいのです。
また、集合住宅の配管を新しくするとなると住民の多くに協力を要請する大規模な工事が必要となってしまうため、できる限り交換施工は避けたいという管理側の本音もあります。工事が大掛かりになると費用も膨大なものとなるため、可能であれば避けたいところでしょう。こういった集合住宅を中心とした強い需要にこたえる形で、ライニング技術は日々進歩を続けています。この施工法が生まれた当初に比べれば、対応できる範囲も施工後の耐用年数もはるかに進化しており、今では十分に頼れる施工技術となりました。

■排水管は種類が豊富なためライニングが難しいことも
排水管は場所や建設された時期によって、多様な施工方式や材質のもので配管されています。その種類は給水管よりもはるかに多く、そのため個々の老朽化の速度も給水管より幅広く、中にはライニングによる修繕が難しいケースも少なくありません。たとえば炭素鋼管と呼ばれる管はねじによる接続部分などやや管が薄くなっている部分に穴が空きやすい構造です。このタイプの管に台所からの生活用水を流していると、油や食材のクズがねじ部分などの腐食を進めて破損させてしまうことになります。こういった管に対してライニング施工を行うと、コーティング前に行う付着物の除去や研磨作業で管に穴が空き、管そのものを交換しないと対応できなくなるケースがしばしばあります。信頼できる水道業者であれば、ライニングを行う前に管の耐久性を十分にチェックし、施工途中に穴が空くような状態であれば管そのものの交換を推奨してくるでしょう。
また、地中にある管の修理については、ほとんどの場合は交換による対処となります。地中の管がトラブルを起こしている場合、大抵はライニングで済ませられる事態ではありません。管の破断やひび割れ、大きなゆがみなどが起こっている可能性が高く、これは管の内部をコーティングするライニングでの修繕は不可能です。管そのものを破断やゆがみのない新しいものに変えるほかないでしょう。
もちろん給水管にこういったライニングでは対処不能なトラブルがまったくないというものではありませんが、排水管のほうが重篤なトラブルを起こしやすいのは事実です。そういったことも踏まえて、排水管の水漏れなどを相談する場合は、見えている範囲以外の問題になる可能性や、単なる修理だけでなくライニングを依頼することも視野に入れておきましょう。

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