排水管につながる排水升と水漏れ

■排水管の種類

私たちは水道のある生活が当たり前となっており、まったく使わないという日はありえないような状態です。そういった環境で過ごせることは日本の優れた点ですが、なにも水が出ること自体が優れているわけではありません。使った水を適切に処理できているからこそ、安全で安心して水が利用できているのです。
家庭の中にある排水管には、いくつかの目的があります。汚水と生活雑排水用、雨水用に分けることができますが、処理にも違った経路を使う必要があるため、それぞれの排水管は構造的に異なる性格をもっています。
汚水とは、トイレで出る排水を指します。生活雑排水に組み込まれることもありますが、トイレの排水ですので排泄物を含んだ水が流れ込んでいるのが特徴です。
生活雑排水は、さまざまな水回りの設備から出た排水を指します。基本的には排泄物が含まれていない生活上で出た水を指しています。お風呂のお湯なども生活雑排水に含まれます。雨水はこれらとは別ものとして解釈されます。雨は自然に土にかえりますが、屋根などに落ちた雨水はそうはいきません。自分の敷地内に降り注いだ雨は、雨水として適切に処理することが求められます。そのため、生活排水のひとつとして扱われます。
これらの排水は、排水管を使って流され処理されることになります。それぞれ汚水管と雨水管を使って流されていくため、すべてが同じような経路で処理されるわけではありません。どれも最終的には下水として処理されますが、途中の経路はまったく別と言っても過言ではありません。排水が集められることで徐々に異物が混入してしまうため、それらを取り除くべく途中には排水升が設置されています。ただ、もし異物が詰まってしまえば水があふれて水漏れにつながるため、メンテナンス工事が必要になります。

■配管に使われている素材

排水管は、塩ビ管と鋼管が使われている構造となっています。この2つの管材は、それぞれ特徴がはっきりとしています。
塩ビ管は水道管にも使われる配管ですが、プラスチック製と考えて間違いありません。プラスチックのため、耐食性に優れた性能を発揮し、さまざまなかたちにも加工しやすい特性を持っています。いろいろな種類が作られてきましたが、厚みによって分類分けされるようになりました。厚みがあるほうをVP管と呼び、高い強度と耐性を持っています。地中などに埋めたときでも耐えやすいことから排水管にはVP管が用いられるようになりました。VU管は厚みが薄くなる分だけ強度に劣りますが、その分だけ軽く加工もしやすいのが特徴です。そこまでの強度が必要のない場合に向いています。
鋼管は、水道管に使われていることが多いです。耐性という部分においてよく考えられている管材であり、配管用炭素鋼鋼管は、特に熱に対して高い耐性を発揮する管材です。工場などでも使われてきた実績を持つ配管として知られています。
もうひとつ使われているのが、排水管用硬質ビニルライニング鋼管です。鋼管に塩ビを使った管材で、両方の特徴を兼ね備えたものとして使われるようになりました。鋼管として耐熱性も持っていますし、塩ビを使用していることにより内部の腐食にも耐えられる設計です。このほかにも耐火性を高めたモルタルを巻き付けた配管なども使われています。

■メンテナンスが重要
排水管の構造上、排水升の設置位置はとても重要です。この排水升に異物を沈殿させることによって簡単に詰まりが起きないようにしているため、ゴミが溜まりやすい場所やメンテナンスがしやすい場所に設置する必要があるのです。もし排水升が異物でいっぱいになれば、流れはとたんに悪くなり、水漏れの原因にもつながってしまう状態になります。配管自体はできるだけトラブルが起きないような設計をとりますし、規定もありますが、時間とともにどうしても劣化していきます。そうなるとライニング工事か、交換工事をする以外に対処方法はありません。あまりに劣化具合がひどい場合は、ライニング工事もできなくなります。
劣化の状況もいろいろとありますが、臭いが気になるようになったり腐食箇所が出てきたりしている場合は大きな劣化を招いている状態といえます。メンテナンスを定期的に行うことで、劣化の進行を遅くすることもできますし、排水升が詰まることも予防できます。メンテナンスを怠れば、下水に流れる前段階の家庭内でトラブルが起こることになるでしょう。
排水升も腐食に強い素材が使われるようになってきましたが、その場合も汚物による害虫の繁殖などには耐えられません。もし排水升といった設備もできる限り鋼管などは避けたいという希望がある場合は、維持管理は欠かすことはできません。排水管とは単純に下水に流すためだけの管という認識ではなく、使用によりどのような変化が生じトラブルに至るのかを理解し、その都度対処していかなければいけません。トラブルを未然に防ぐために、定期メンテナンスはしっかりと予定に組み入れていくべきでしょう。

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