排水管がつながる浄化槽からの水漏れ

■生活排水を流しきれいな水に変えていく

日本では、上水も下水も整備が進んでいます。世界中で見ても、かなり高いレベルで進められていますが、すべての場所で下水が普及しているわけではありません。そこで必要になるのが、雑排水を処理するための浄化槽です。トイレとも連動して排水管が取り付けられていますが、これは下水道法という法律で規制されているため必要な設備です。汚れた水をきれいな状態にすることが目的の装置であり、そのまま垂れ流しにならないように作られています。内部には微生物が存在し、汚れを分解することにより、きれいな水に変えていく形をとった設備です。それだけに、どこかで水漏れを起こせば垂れ流しになってしまい、大きな問題を生み出します。
浄化槽にもいろいろな種類があり、古いものは単独浄化槽と呼ばれる形状をとっています。現在は新たに設置することは禁じられていますが、水洗トイレだけを目的に処理するためのもので、法改正で禁止され生産自体もされていません。古いものも問題があるのかといえば、改正以前のものは、みなすというかたちにかわり、正確には浄化槽ではありませんが使うことができます。ただし、できるだけ新しいものへと入れ替えることが求められるようになりました。
現在のタイプは、合併浄化槽と呼ばれているタイプです。生活排水も一緒に処理することができるタイプで、キッチンや浴室の排水も同時に処理します。法律上、このタイプでなければ新たに設置することはできません。

■地下にあるところが問題につながる

浄化槽の水漏れは、簡単な状況ではありません。修理もすぐに行えない場所であり、非常に大きな問題を抱えます。生活のさまざまな排水を処理するための装置であり、排水管が接続されて流れていきますが、流れていけば周辺に影響を与えてしまう恐れもあります。使った水が処理されずに周囲に流れ出したりすることを防ぐための装置であるものの、その機能が失われてしまうためです。
周りから異臭がしたりすることで発見できるケースがありますが、内部の量が均一になっていないことから水漏れしている可能性を見つけられる場合もあります。浄化槽の内部では複数の層が作られており、これらが均等になるように作られるのが特徴です。一部の水位が下がっている状況は、基本的にあり得ません。だからといって、いつでものぞく場所ではないのは確かです。くみ取り業者が来たときに、どこか異常がないのか確認してもらうことが、発見のポイントにもなるでしょう。
原因はいろいろと考えられますが、大きな力がかかったときに水漏れが発生することもあります。地盤沈下が起きて、力がかかったときに亀裂が入り水漏れしてしまうのは、考えられる影響といえます。地下に埋設されるため地盤沈下だけではなく、地下水の影響を受けている場合もあります。地下水の影響はかなり大きく、本来は何の問題もなかったものが、時間とともに変わってしまうことも考えられます。地震によって大きな力がかかるといったケースも出てくるため、何かの変化があったときには、見逃さないことが大切です。

■素人では修理できる範囲ではない
浄化槽の水漏れは、原因となる箇所の特定がしにくく、簡単に発見できない問題を抱えます。地下に埋設されるため、外部から発見するためには掘削が必要となります。素人ではほぼ不可能な領域で、専門業者に漏水状況の確認から依頼し、どこに問題があるのか、破損している箇所はどこなのかなどの特定を進めていかなければなりません。内部の汲み取りなどの必要もあり、かなりの手間がかかります。
排水管も使用ができなくなりますが、対処方法としては破損個所を修復することが求められます。場所の特定ができたのちに、修理方法の検討に入ります。FRPで作られていることから、内部で補修を行う必要があり、乾燥させた状態を整えて、換気なども行うようになります。専門業者でなければ扱えない内容となってしまうのが、こうした亀裂の修復です。
状況によっては、入れ替え工事も必要になってきます。亀裂の箇所が修理できる範囲なのかどうかの確認が必要ですし、破断してしまっていると修理はできません。単独浄化槽の場合には、交換に補助金が交付されることもあるため、相談をしてみましょう。ただし、合併浄化槽同士での交換は補助金がおりないため注意しましょう。
排水管がつながる先として考えれば、とても大切な役割を担う設備ですが、なかなか普段は気を付けることができない設備です。つまってしまい、トイレなどから水漏れしてしまうというケースもあるため、どんな設備が取り付けられており、どのように利用しているのかも検討しておくことが大切です。かなりの専門知識が求められる箇所となるため、自分で修理を考えたりしないほうが無難です。内部に入るのも危険な場所となるため、外部から異臭といった異常を見つけたときには、早期の点検からスタートしていくといいでしょう。

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